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山内マリコ節に酔う
2016.05.09 Monday | category:読書感想文
一回一回がほどよい文章量で、ページを捲る手を止める瞬間が掴めない珠玉のエッセイ集です。
山内マリコ先生の文章は笑っちゃうくらい読みやすくて、暑い日の素麺みたいにするするいけてしまう。
けれどもそれは決して、底が浅いからとか、そんな理由ではなくて、無駄な描写がなく洗練されているから。
くどさのくの字も見当たらない。
また、共感能力がとても高い御方だとお見受けします。
例えば無印良品。無印良品に対して一般人が持つブランドイメージ、
シンプルで使い勝手がいい、無個性であることが個性、けれどどこか物足りなさもある、
そんな印象をそのまま、文章に落とし込めている。
固有名詞のイメージを純度百パーセントで還元しながら文章を盛り立てて行ける。
その語感センスに私はすわ恐ろしさすら抱きます。
読んでいて、とにかく楽しいんですよね。
気取ったところがなく軽妙な筆致なのだけれども、
つるつる上滑りするのではなく、ちゃんとした深みと重みはきっちり存在していて。
だから今作の主軸であるお買い物、そしてそれを通しての生き方が活き活きと伝わってくる。
自分もそれ気になる、欲しい!と思わせてしまう。
ただライフスタイルダダ漏れで明け透けなだけの文章ではこうはならないと思います。
しっかりと地に足が着いた御方が、変に背伸びもせず肩肘張らずに、
ほどよい目線で、日々の暮らしを丁寧に紡がれているからこそ、
共感がそこかしこから湧いてくるのではないでしょうか。
特に20代・30代の女性には、より強い共感・シンパシーが得られるかと思いますので、
その年代の女性陣には是非お手に取って頂きたく存じます。
と、昨日深夜2:30に読み終えたエッセイ集の感想を簡単に書きました。
こういうのは直ぐに書いておかないと熱量を失ってしまうものですからね。
とはいえ、このエッセイ集に限らず、私は今、山内マリコ先生の文章にめっさハマっています。
駅前の書店で気紛れに小説すばるを立ち読み(そして流し読み)していたら、目に留まった文章が。
それが『あのこは貴族』という連載もの。
地元へ帰省した女性の心情の描写や、変わっていく地方への憐憫といったものが、
それはもうお上手で、こんな文章を書ける人がいるのか!と感心してすぐさま脳内にメモりました。
(買えよ)
家に帰って、R-18文学賞を受賞されていること、
大阪の芸大(映像学科)を出ていることなどの情報を抑えつつ、
デビュー作『ここは退屈迎えに来て』をAmazonでポチりました。
これがまた、すごく面白い。
ロードサイド文学などと呼ばれているらしいのですが、まあ私がここであれこれ並べ立てるよりも、
本を直に読んで生で摂取して欲しいなぁと思ってしまいます。
今でこそ仙台市におりますが、私は生まれも育ちも東京です(23区ではない)。
そんな私が何故、この地方に不満を抱き、けれどもそこから抜け出せない女性の小説を味わえるのかと言えば、
それは両親の実家が宮城県で、幼少期から夏休みや冬休みの殆どを宮城県で過ごしていたからでしょう。
それも仙台のような都会ではなく、旧田尻町だったり、石巻の外れだったりと辺鄙な田舎でしたから。
作者は富山県の出身だそうですから、
私の抱くそれと寸分狂いがないなんてことはありえないのでしょうけど、
どの地方にも共通項としてあがる原風景や問題が、
女性らしい感性と眼差しの文章から具に立ち表れてくるため、深く感じ入ることができるのだと思います。
これはね、読んでおいて間違いはないと推せますよ。
実際、最近は読書の話題になったとき、山内マリコ先生の名ばかり出してますもの。
でも残念ながら殆どの方がご存知でない。
惜しい。惜し過ぎる。
勿体ない!
この前、4月頭に所用で上京した際、大学の同期とご飯をご一緒しました。
彼は私なんかより遥かに読書家で、いつも己の浅学菲才さを思い知らされるのですが、
そんな彼に山内マリコ先生の話題を振ったら、案の定、読み込んでいて、
お互いの思うところをそれぞれ語ることが出来、それはもう有意義な時間でした(少なくとも私的には)。
彼は『パリ行ったことないの』のタイトルを褒めていたと記憶しています。
確かに胸に刺さる、ストレートさがありますよね。
ただ、そのとき私はまだ、
『ここは退屈迎えに来て』を新幹線で読みかけていたんだか読み終えたばかりだったかの辺りで、
他の作品は読み込めていなかったので、彼には申し訳ないことをしてしまったなと思っています。
次会うときまではもう少し読み込んでいたいですね。
文庫本になっていた『アズミ・ハルコは行方不明』は読了。
単行本の『かわいい結婚』『パリ行ったことないの』『さみしくなったら名前を呼んで』は、
先週近くの本屋でそれぞれ初版で置いてあり、高いなと躊躇いつつ、
結局一気買いしました(3冊で5,000円近かった……)。
読み終わったら、また感想書けたらいいなと思います。
もう日付が変わってしまいましたね。
明日はお仕事、うぅ。
ゴールデンウィークも終わり、祝日は海の日までお預けですか。
5月病を治す特効薬、誰か作ってくれませんかね?
たぶんノーベル賞もらえるよ。
サッカー自体はそこまで大切じゃない
2016.05.08 Sunday | category:マンガ感想
更新頻度を上げると嘯いておきながら、
前回の更新から2週間くらい経ってる!?
GWもゴロゴロしてるだけのダメ人間でしたしね。
はぁ。
そんなことはさておいて、私の愛読雑誌のひとつである、月刊少年マガジンにて、
『四月は君の嘘』で御馴染みの新川直司先生の新連載『さよなら私のクラマー』が始まりました。
ご存知の方もいらっしゃるかとは思うのですが、
新川先生は『さよならフットボール』というサッカーマンガを以前描かれており、
その際の主人公である女子中学生、恩田希が高校生となって、『さよなら私のクラマー』にも出演しております。
『さよなら私のクラマー』に関しましては、まだ一話ということもあり、
今後に期待としか言いようがなく、評価なんて出来やしませんので、
過去作について少し触れておこうかと思います。
『さよならフットボール』は、新装版で2巻完結という大変読みやすいものですが、
男性と女性の悲しいまでのフィジカルの差を通して、
サッカーと青春の案配が適度に描かれている印象の作品です。
あらすじをだらだら書くのは苦手なので、興味を持った方はググってみてください。
勝手にほどよい文章を転載したら怒られそうなのでね、ご了承ください。
作品を読んでみて、この作品が伝えたかったことは、「積み重ねた時間の尊さ」ではないかと思いました。
努力は裏切らないとまでは言いませんが、「費やした時間は決して無駄なんかじゃない」と、
作品全体で訴えてくるような造りになっています。
これは『四月は君の嘘』の根底にも流れており、
「積み重ねた意義」というものが、そこかしこに溢れていると感じます。
例えば、有馬公正のこれまでの生涯。
母のために弾き続けたピアノ、とあるきっかけで弾けなくなり遠回りした時間、
幼少時からの幼馴染たちとの繋がり、四月のある日、変なヴァイオリニストに出会ったこと。
どれもこれもが彼にとって恐らく意味のあった時間で、それらが存在したからこそ、
あのラストに集約されたのだと信じます。
他にも、個人的に印象的なのは9巻における、胡桃ヶ丘中学校の学祭もとい、
くる学祭の公正と相座凪の連弾「眠りの森の美女 薔薇のアダージョ/ワルツ」(チャイコフスキー)です。
決定的なのは、この演目の演奏中、凪のモノローグがこのようにあるからです。
2か月前なら
置いてけぼり だった
あの時間は 無駄じゃなかった
ピアノに 傾けた 時間が――
生きている
悩んで
わめいて
苦しんで
もがき続けた 数か月
何もかも報われる瞬間があるの
2か月でそうも大きく変わるものかと思いつつも、
中学生の2か月って大きいよなと思い直したり。
またこの部分はアニメで言うと第18話「心重ねる」にあたるのですが、
私的に一番魅力的な回で、ことここに至っては原作超えしてる気さえします。
で、『さよならフットボール』にも、こんなモノローグがございます。
私の意地は――
ムダじゃなかった
今――
生きている
どういった場面でどう使われているかは作品を読んでのお楽しみ。
(としておくと自分がすげー楽ちんです)
とまあ、同じ作者だなぁと感じさせる構造なんですよね。
人によってはその詩情をポエム(笑)とか貶めたりもするみたいですが、
(アニメの感想を覗いているとかなり散見された)
自分は全然いける、というか好きです。
ちゃんと言葉も吟味されてると思いますしね。
導入にしては長過ぎたと反省しつつ、ここでサッカーマンガの話に戻ります。
自分は子供の頃、少年野球をやっていたこともあり、
サッカーより野球のほうが断然詳しいし、プレーするのも好きなのですが、
あんまり野球マンガは読み込んでいません。
小学生のとき、地元の児童館に所蔵されていた『名門!第三野球部』を全巻楽しんで読んだ記憶がありますけど、
あれ異次元野球感ありますしね。天秤打法懐かしい。
『メジャー』は嫌いじゃないけど好きでもない
『ドカベン』ごめんなさい読んでません
『新約「巨人の星」花形』も異次元
『最強!都立あおい坂高校野球部』『 Be Blues!』のほうが好き
『ドラベース』はい異次元
『ダイヤのA』丁寧な感じするけど煮え切らない
『おおきく振りかぶって』甲子園いけなそう
『グラゼニ』俺が求める野球マンガじゃない
ぱっと思いつくのを並べたところ、完全に馬が合ってないというか、
これもう野球マンガより私に欠陥がある感じですね。
実際野球も見るよりもやってる方が遥かに好きですし、
無駄に思い入れがある分、客観的に読むことができないのかもしれません。
そこでサッカーマンガです。
ルールも分かるし、体育なんかでやってもそれなりに楽しかったし、無駄な思い入れもない。
気負わず読めるので野球よりサッカーのほうがマンガは好きな気がします。
特にオススメしたいのを2作挙げましょう。
まずこれ、
『1/11 じゅういちぶんのいち 』
この作品はサッカーを通して、安藤ソラと彼を取り巻く人々の生き様が描かれています。
正直に言ってしまえば、「サッカーを扱ったマンガであってサッカーマンガではない」。
あくまでも人間ドラマこそが、この作品の根幹であると感じます。
この作品に関しては以前とても簡単にではありますが、
感想を述べていたことがあるので、それに代えさせて頂きます。
完結した今でも、この感想に残した思いは変わっていないからです。
そしてもう一点ご紹介、
現在進行形で連載中である『アオアシ』です。
部活やプロリーグを扱ったサッカーマンガが溢れる中で、
今作はプロリーグの下部組織、Jユースに焦点を当てた作品です。
主人公や脇役のキャラ立ち、ヒロインの可愛らしさ、
Jユースという組織の存在意義、試合運びの巧みさ、
どこを切り取っても面白い。
上野直彦さんが取材と原案の協力をなさっているとのことですが、
どれだけ話作りに関われていらっしゃるのかいまいち掴めないのが気にかかる今日この頃。
そもそも作者の小林有吾先生の大ファンです私。
『てんまんアラカルト』から入って、こんな面白いグルメマンガ読んだことねぇと感心し、
デビュー作という『水の森』を涙ボロボロ流しながら読んで傑作判定を下し、
新作の『アオアシ』をコミックスで追っている今があります。
最近5巻が出たばかりですので是非読んで頂きたいですし、願わくば過去作も押さえて頂きたい。
4巻までに関しては短いながらも読書メーターに感想を寄せておりますので、
興味があったら覗いてやってください。
そんな感じで『さよなら私のクラマー』を読んで、書いておきたかったことを書き終えました。
満足満足。
あと、今日の内に山内マリコ先生について書いておきたいなぁと思っているので、
間に合えば載せます。無理だったらまた後日。
前回の更新から2週間くらい経ってる!?
GWもゴロゴロしてるだけのダメ人間でしたしね。
はぁ。
そんなことはさておいて、私の愛読雑誌のひとつである、月刊少年マガジンにて、
『四月は君の嘘』で御馴染みの新川直司先生の新連載『さよなら私のクラマー』が始まりました。
ご存知の方もいらっしゃるかとは思うのですが、
新川先生は『さよならフットボール』というサッカーマンガを以前描かれており、
その際の主人公である女子中学生、恩田希が高校生となって、『さよなら私のクラマー』にも出演しております。
『さよなら私のクラマー』に関しましては、まだ一話ということもあり、
今後に期待としか言いようがなく、評価なんて出来やしませんので、
過去作について少し触れておこうかと思います。
『さよならフットボール』は、新装版で2巻完結という大変読みやすいものですが、
男性と女性の悲しいまでのフィジカルの差を通して、
サッカーと青春の案配が適度に描かれている印象の作品です。
あらすじをだらだら書くのは苦手なので、興味を持った方はググってみてください。
勝手にほどよい文章を転載したら怒られそうなのでね、ご了承ください。
作品を読んでみて、この作品が伝えたかったことは、「積み重ねた時間の尊さ」ではないかと思いました。
努力は裏切らないとまでは言いませんが、「費やした時間は決して無駄なんかじゃない」と、
作品全体で訴えてくるような造りになっています。
これは『四月は君の嘘』の根底にも流れており、
「積み重ねた意義」というものが、そこかしこに溢れていると感じます。
例えば、有馬公正のこれまでの生涯。
母のために弾き続けたピアノ、とあるきっかけで弾けなくなり遠回りした時間、
幼少時からの幼馴染たちとの繋がり、四月のある日、変なヴァイオリニストに出会ったこと。
どれもこれもが彼にとって恐らく意味のあった時間で、それらが存在したからこそ、
あのラストに集約されたのだと信じます。
他にも、個人的に印象的なのは9巻における、胡桃ヶ丘中学校の学祭もとい、
くる学祭の公正と相座凪の連弾「眠りの森の美女 薔薇のアダージョ/ワルツ」(チャイコフスキー)です。
決定的なのは、この演目の演奏中、凪のモノローグがこのようにあるからです。
2か月前なら
置いてけぼり だった
あの時間は 無駄じゃなかった
ピアノに 傾けた 時間が――
生きている
悩んで
わめいて
苦しんで
もがき続けた 数か月
何もかも報われる瞬間があるの
2か月でそうも大きく変わるものかと思いつつも、
中学生の2か月って大きいよなと思い直したり。
またこの部分はアニメで言うと第18話「心重ねる」にあたるのですが、
私的に一番魅力的な回で、ことここに至っては原作超えしてる気さえします。
で、『さよならフットボール』にも、こんなモノローグがございます。
私の意地は――
ムダじゃなかった
今――
生きている
どういった場面でどう使われているかは作品を読んでのお楽しみ。
(としておくと自分がすげー楽ちんです)
とまあ、同じ作者だなぁと感じさせる構造なんですよね。
人によってはその詩情をポエム(笑)とか貶めたりもするみたいですが、
(アニメの感想を覗いているとかなり散見された)
自分は全然いける、というか好きです。
ちゃんと言葉も吟味されてると思いますしね。
導入にしては長過ぎたと反省しつつ、ここでサッカーマンガの話に戻ります。
自分は子供の頃、少年野球をやっていたこともあり、
サッカーより野球のほうが断然詳しいし、プレーするのも好きなのですが、
あんまり野球マンガは読み込んでいません。
小学生のとき、地元の児童館に所蔵されていた『名門!第三野球部』を全巻楽しんで読んだ記憶がありますけど、
あれ異次元野球感ありますしね。天秤打法懐かしい。
『メジャー』は嫌いじゃないけど好きでもない
『ドカベン』ごめんなさい読んでません
『新約「巨人の星」花形』も異次元
『最強!都立あおい坂高校野球部』『 Be Blues!』のほうが好き
『ドラベース』はい異次元
『ダイヤのA』丁寧な感じするけど煮え切らない
『おおきく振りかぶって』甲子園いけなそう
『グラゼニ』俺が求める野球マンガじゃない
ぱっと思いつくのを並べたところ、完全に馬が合ってないというか、
これもう野球マンガより私に欠陥がある感じですね。
実際野球も見るよりもやってる方が遥かに好きですし、
無駄に思い入れがある分、客観的に読むことができないのかもしれません。
そこでサッカーマンガです。
ルールも分かるし、体育なんかでやってもそれなりに楽しかったし、無駄な思い入れもない。
気負わず読めるので野球よりサッカーのほうがマンガは好きな気がします。
特にオススメしたいのを2作挙げましょう。
まずこれ、
『1/11 じゅういちぶんのいち 』
この作品はサッカーを通して、安藤ソラと彼を取り巻く人々の生き様が描かれています。
正直に言ってしまえば、「サッカーを扱ったマンガであってサッカーマンガではない」。
あくまでも人間ドラマこそが、この作品の根幹であると感じます。
この作品に関しては以前とても簡単にではありますが、
感想を述べていたことがあるので、それに代えさせて頂きます。
完結した今でも、この感想に残した思いは変わっていないからです。
そしてもう一点ご紹介、
現在進行形で連載中である『アオアシ』です。
部活やプロリーグを扱ったサッカーマンガが溢れる中で、
今作はプロリーグの下部組織、Jユースに焦点を当てた作品です。
主人公や脇役のキャラ立ち、ヒロインの可愛らしさ、
Jユースという組織の存在意義、試合運びの巧みさ、
どこを切り取っても面白い。
上野直彦さんが取材と原案の協力をなさっているとのことですが、
どれだけ話作りに関われていらっしゃるのかいまいち掴めないのが気にかかる今日この頃。
そもそも作者の小林有吾先生の大ファンです私。
『てんまんアラカルト』から入って、こんな面白いグルメマンガ読んだことねぇと感心し、
デビュー作という『水の森』を涙ボロボロ流しながら読んで傑作判定を下し、
新作の『アオアシ』をコミックスで追っている今があります。
最近5巻が出たばかりですので是非読んで頂きたいですし、願わくば過去作も押さえて頂きたい。
4巻までに関しては短いながらも読書メーターに感想を寄せておりますので、
興味があったら覗いてやってください。
そんな感じで『さよなら私のクラマー』を読んで、書いておきたかったことを書き終えました。
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あと、今日の内に山内マリコ先生について書いておきたいなぁと思っているので、
間に合えば載せます。無理だったらまた後日。
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