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サッカー自体はそこまで大切じゃない
更新頻度を上げると嘯いておきながら、
前回の更新から2週間くらい経ってる!?

GWもゴロゴロしてるだけのダメ人間でしたしね。
はぁ。





そんなことはさておいて、私の愛読雑誌のひとつである、月刊少年マガジンにて、
『四月は君の嘘』で御馴染みの新川直司先生の新連載『さよなら私のクラマー』が始まりました。


 
ご存知の方もいらっしゃるかとは思うのですが、
新川先生は『さよならフットボール』というサッカーマンガを以前描かれており、
その際の主人公である女子中学生、恩田希が高校生となって、『さよなら私のクラマー』にも出演しております。

『さよなら私のクラマー』に関しましては、まだ一話ということもあり、
今後に期待としか言いようがなく、評価なんて出来やしませんので、
過去作について少し触れておこうかと思います。

『さよならフットボール』は、新装版で2巻完結という大変読みやすいものですが、
男性と女性の悲しいまでのフィジカルの差を通して、
サッカーと青春の案配が適度に描かれている印象の作品です。



あらすじをだらだら書くのは苦手なので、興味を持った方はググってみてください。
勝手にほどよい文章を転載したら怒られそうなのでね、ご了承ください。

作品を読んでみて、この作品が伝えたかったことは、「積み重ねた時間の尊さ」ではないかと思いました。
努力は裏切らないとまでは言いませんが、「費やした時間は決して無駄なんかじゃない」と、
作品全体で訴えてくるような造りになっています。

これは『四月は君の嘘』の根底にも流れており、
「積み重ねた意義」というものが、そこかしこに溢れていると感じます。
例えば、有馬公正のこれまでの生涯。
母のために弾き続けたピアノ、とあるきっかけで弾けなくなり遠回りした時間、
幼少時からの幼馴染たちとの繋がり、四月のある日、変なヴァイオリニストに出会ったこと。

どれもこれもが彼にとって恐らく意味のあった時間で、それらが存在したからこそ、
あのラストに集約されたのだと信じます。

他にも、個人的に印象的なのは9巻における、胡桃ヶ丘中学校の学祭もとい、
くる学祭の公正と相座凪の連弾「眠りの森の美女 薔薇のアダージョ/ワルツ」(チャイコフスキー)です。



決定的なのは、この演目の演奏中、凪のモノローグがこのようにあるからです。


2か月前なら
置いてけぼり だった

あの時間は 無駄じゃなかった

ピアノに 傾けた 時間が――
生きている



悩んで
わめいて
苦しんで
もがき続けた 数か月

何もかも報われる瞬間があるの




2か月でそうも大きく変わるものかと思いつつも、
中学生の2か月って大きいよなと思い直したり。

またこの部分はアニメで言うと第18話「心重ねる」にあたるのですが、
私的に一番魅力的な回で、ことここに至っては原作超えしてる気さえします。


で、『さよならフットボール』にも、こんなモノローグがございます。


私の意地は――
ムダじゃなかった

今――
生きている


どういった場面でどう使われているかは作品を読んでのお楽しみ。
(としておくと自分がすげー楽ちんです)

とまあ、同じ作者だなぁと感じさせる構造なんですよね。
人によってはその詩情をポエム(笑)とか貶めたりもするみたいですが、
(アニメの感想を覗いているとかなり散見された)
自分は全然いける、というか好きです。
ちゃんと言葉も吟味されてると思いますしね。


導入にしては長過ぎたと反省しつつ、ここでサッカーマンガの話に戻ります。


自分は子供の頃、少年野球をやっていたこともあり、
サッカーより野球のほうが断然詳しいし、プレーするのも好きなのですが、
あんまり野球マンガは読み込んでいません。

小学生のとき、地元の児童館に所蔵されていた『名門!第三野球部』を全巻楽しんで読んだ記憶がありますけど、
あれ異次元野球感ありますしね。天秤打法懐かしい。

『メジャー』は嫌いじゃないけど好きでもない
『ドカベン』ごめんなさい読んでません
『新約「巨人の星」花形』も異次元
『最強!都立あおい坂高校野球部』『 Be Blues!』のほうが好き
『ドラベース』はい異次元
『ダイヤのA』丁寧な感じするけど煮え切らない
『おおきく振りかぶって』甲子園いけなそう
『グラゼニ』俺が求める野球マンガじゃない

ぱっと思いつくのを並べたところ、完全に馬が合ってないというか、
これもう野球マンガより私に欠陥がある感じですね。

実際野球も見るよりもやってる方が遥かに好きですし、
無駄に思い入れがある分、客観的に読むことができないのかもしれません。


そこでサッカーマンガです。
ルールも分かるし、体育なんかでやってもそれなりに楽しかったし、無駄な思い入れもない。
気負わず読めるので野球よりサッカーのほうがマンガは好きな気がします。

特にオススメしたいのを2作挙げましょう。


まずこれ、
『1/11 じゅういちぶんのいち 』




この作品はサッカーを通して、安藤ソラと彼を取り巻く人々の生き様が描かれています。
正直に言ってしまえば、「サッカーを扱ったマンガであってサッカーマンガではない」。
あくまでも人間ドラマこそが、この作品の根幹であると感じます。

この作品に関しては以前とても簡単にではありますが、
感想を述べていたことがあるので、それに代えさせて頂きます。
完結した今でも、この感想に残した思いは変わっていないからです。


そしてもう一点ご紹介、
現在進行形で連載中である『アオアシ』です。



部活やプロリーグを扱ったサッカーマンガが溢れる中で、
今作はプロリーグの下部組織、Jユースに焦点を当てた作品です。

主人公や脇役のキャラ立ち、ヒロインの可愛らしさ、
Jユースという組織の存在意義、試合運びの巧みさ、
どこを切り取っても面白い。

上野直彦さんが取材と原案の協力をなさっているとのことですが、
どれだけ話作りに関われていらっしゃるのかいまいち掴めないのが気にかかる今日この頃。


そもそも作者の小林有吾先生の大ファンです私。
『てんまんアラカルト』から入って、こんな面白いグルメマンガ読んだことねぇと感心し、
デビュー作という『水の森』を涙ボロボロ流しながら読んで傑作判定を下し、
新作の『アオアシ』をコミックスで追っている今があります。

最近5巻が出たばかりですので是非読んで頂きたいですし、願わくば過去作も押さえて頂きたい。
4巻までに関しては短いながらも読書メーターに感想を寄せておりますので、
興味があったら覗いてやってください。


そんな感じで『さよなら私のクラマー』を読んで、書いておきたかったことを書き終えました。
満足満足。


あと、今日の内に山内マリコ先生について書いておきたいなぁと思っているので、
間に合えば載せます。無理だったらまた後日。


 
| soemon | 13:48 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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